2:保育士の待遇改善について
(2)非常勤保育士とて長期間勤務で熟達した保育士である。現在の雇用条件は適正か?
続いて非常勤職員についてお伺い致します。一定期間の雇用を断続的に繰り返しているのが非常勤金職員の雇用形態でありますが、保育士の場合実際には契約の更新、また更新で勤務地の変更こそあれ事実上連続して保育士として頑張っておられる方が多数いらっしゃいますので、あえて長期間勤務との表現を用いております事を一言申し添えます。
非常勤職員の皆様は当市の様々な部門で日々精勤されており、簡単にパートさんとは呼べぬ業務をこなされている方も多数いらっしゃる事と拝察致します。
保育所で働く非常勤職員も同様であり、正職員の保育士同様クラスを持ち、保育時間の全般にわたり児童の面倒を見て、時間給の貰えぬ帰宅後も園だよりの作成やお遊戯会の準備など、その生活の中心が園児達とのものになっている方も少なくありません。その方々にはパートだから責任はないからなどという認識は無く、私がその方々の職務内容を聞く限りでは正職員の保育士との違いが全くわからないほどのものであります。非常勤保育士は不遇にも正職員の採用の機会に恵まれなかっただけの話であり、保育への情熱、保育への生きがいと誇りは正職員のそれと何ら差異はありません。しかしながら残念な事ですが、その賃金は当市の臨時職員の賃金規定に従って一律に定められており、また一度解雇されてからまた再雇用という形態を連綿と繰り返している結果としての長期間勤務である為、正職員のような段階的な昇給は望む術もないのが現状であります。
仮に20年勤務して、保育士としてはベテランと呼べるレベルに達してもその賃金の算定基準は、あくまでも当市が非常勤職員1時間あたりの人夫賃金規定の通りであります。正職員として20年勤務した保育園保育士の年収はおよそ560万円ほどになりますが、一日8時間、年間240日勤務と想定した非常勤保育士の15年度の見込み年収は勤務年数に関係なく200万円を下回ります。私が申し上げたいのは正職員が高いという話では決してなく、長期間勤務で施設運営には欠く事のできない存在となっているベテラン保育士の方々に対して、一律に定めた時間給以外の何らかの査定の方策があるまいかとお願い申し上げたいのであります。
例えば市内の福祉施設非常勤職員の賃金昇給に関しましては個別の査定を導入しており、長期間勤務をされておられる方はその熟達した能力を買われ40円刻みで時間給いくらプラスといった形で、非常勤職員といえども賃金体系が一律ではありません。何より今日から保育士になられる方も20年やってこられる方も給料が全く同じというのは、現行の賃金規定なんだからとはいえ改善の方策は無いものかと痛感するものであります。導入にあたってはクリアしなければならない事が多少ならずあり難しい話である事は勿論ですが、どうか市長におかれましてはこうした最前線で長期間頑張っておられる非常勤職員皆様の待遇改善を重ねてお願いするものでございます。これに係る市長のご所見をお伺いするものであります。