明石宏康 一般質問原稿3

2 市民の声が届く市政こそ目指すべき第六の都市像

@市長の政治姿勢について

以下、質問内容


 私は今日ここにいらっしゃる先輩議員や職員の皆様とご一緒に働かせていただいてから、まだ3年にも満たない若輩ではありますが、実にたくさんの市民の方達から様々な要望や時には苦情を話されて参りました。それは市長がショウ・ザ・フラッグ・・・自ら旗を掲げて敢行してきたたくさんの華やかな大型事業のように脚光や注目を浴びる事なく、また概して早急には取り組まれる事もなく、いみじくも日陰者のような存在になってしまっている問題の数々でありました。

 道がでこぼこでひどいとか、道路のカーブ・ミラーが壊れているとか、側溝のフタが割れているとか、除雪車がなかなか来ないとかそういった話しであれば、地元の議員や町内会の人達が真摯に取り組む事で、比較的容易に解決する事が可能であります。しかしながら、学校の施設改修など要望を出し続けても既知として進まない話や、衰退に喘ぎ苦しむ市街地の活性化の問題であれば、とても一議員や一学校、一関係者らだけでどうこうできる話しでもありませんし、また限られた予算を運用している職員皆様の一存ですぐにもどうこうできる話しでも無いと思うのであります。やはりこうした多額の公費支出を伴う事業であれば、やはり当市の最高責任者である市長の裁量に依るところが大きい、なぞらえますれば市長の「よし、やろう!」のその気になるかの判断に依るところが大きいと考えるのであります。真摯な要望を申し出た市民に対して「話しはわかりますが予算措置は難しいかも」と答えるより、「予算は無いがこうした要望なら市長なら何とかしてくれるはず」という対応ができたら、市民はどんなに喜び、また市長や市政に対して頼りがいを感じて下さるでしょうか?市民の声に対して、その要望の整合性より、予算の有無で職員の皆様が苦悩したり対応に苦慮するような事があってはならないと思うのであります。話しの伝達の過程ででやはり多少の淘汰がある事はわかりますが、市長がこうした市民の要望事項に対して迅速に直接イニシアチブを発揮できる事は、理想の地方自治体の形態ではないでしょうか?

 ある施設に行きましたらそこの方に「10年待ちが当たり前などとわかっていながら頼みに行っても、わかりました検討しておきますで一蹴されてしまいそうで・・・」と沈痛な面もちで話しておられました。気軽に意見要望を申し述べられなくなっては、市民の方々は市長や当局、我々議会に対して次第に沈黙し、そのたくさんの市民の気持ちが市への要望からやがて市への不満に変わりかねません。2期連続無投票という絶大な市民の信託を受けている市長ですから、1年生議員からのこうした話しは正に釈迦に説法かも知れませんが、華やかな大型事業、大型プロジェクトの一方にあるこうした身近な足下の要望にも耳を傾けていただきたい、声の聞こえる声の届く市長でいていただきたいと強く思うのであります。

 2年ほど前に同僚の八木橋議員より「市長を応援している人達でも改善して欲しい要望がたくさんある」なる旨の質問がありましたが、やはりそうした要望、時には不満が市内のあちらこちらで未だに聞かれます事から、敢えて再度この場で申し上げさせていただきました。内政を堅固にするとは昔風の表現で恐縮ですが、住民サービスの徹底もまた、社会資本の整備や情報発信と同様の重要施策であると思うのであります。「21世紀の大館市総合計画」には5つの都市像が唱われております。「市民の意見提言が市政に反映される先進的民活都市」今こそこの6つ目の都市像こそが日本の地方自治に求められているのではないでしょうか?どうか今一度市内一円を展望していただき、各分野の末端の声まで耳を澄ましていただけましたらと切望して、これに関わる市長のご所見・・・というよりはご誓約を期待して私の一般質問を終わります。ご静聴ありがとうございました。