明石宏康 一般質問原稿

2 若者が胸を張って永住できる街について

 D投票率が低いから政治に無関心?

 

以下、質問内容


 続いて、若者の選挙離れについてお伺い致します。昨今の選挙における投票率の低下は全国的な傾向でもあり、当市におきましても例外ではありません。

 中でも25歳未満の選挙離れは最悪の状態とも言え、本年4月の改選では市議選の投票率は46.27%と5割にも満たず、県議選に至っては何と34.86%といづれの選挙でも2人に1人以上が投票を放棄しておりるのです。一番身近な市議選では20歳以上40歳未満全部を仮に若者と括ってみましても平均で60%を下回るなど、40歳以上の総平均79.85%をはるかに下回っております。市長選が無投票だからというにはあまりにもひどい状態であります。

 信じられないような本当の話があります。実名が出て恐縮ながら選挙も近い3月、私の事務所に後輩に連れられた若者が入って来てこう尋ねました。『先輩選挙に出るばって小畑元には勝でねべ』彼にとって統一地方選というのは全部一つの選挙であってトップの人が市長になると本気で思っていたようです。若者の選挙離れのこれが最前線だと痛感しました。期間中、会社の朝礼や昼休みに候補者が来て握手なり直接話しができる若者はまだいい方です。美しい大館の景観を無視してあれだけ苦労して市内の250箇所以上に顔写真を貼りまくっても彼らは無関心ゆえ覚えようなどしてくれません。でも彼らを馬鹿にする権利など私達にはありません。談合、汚職、派閥闘争などなど、多感な少年少女の頃に腐敗のイメージで政治を彼らから遠ざけたのは他でもない私達政治に携わる人間なのであります。

 しかしながら投票率が低いからと言って全ての若者が無関心であるかというと決してそうではありません。だだ、若者には叫びたくても叫ぶ場所もなく、相談したくてもする人が近くにいないだけなのであります。

 新聞の取材にも答えましたが言うべき機会がないだけで、場末の酒場には『今の大館はどうだこうだ』とか『あの事件の真相はこうでないか』『結局誰がやっても同じだろ』など彼ら若者の声にならない叫びが渦巻いているのです。市長をはじめとする当局の皆様方にはどうか今一度目線を彼らのところに合わせていただきたいと切に願うのであります。行政に携わる者が彼らの話しを馬鹿にせず、未来を担う市民として真摯に耳を傾けない限り選挙離れはますます加速し、彼ら若者がたとえ40歳50歳になっても投票率は決して今程高くはならないでしょう。

 彼ら若者を無関心無責任と切り捨てていると、いつの日か本当に市民が行政をアテにしなくなり、信頼を失い衰退という大きな代償を払わされるでしょう。若者全てがまだ関心を捨てきっていない今こそ国や都道府県、全国の地方自治体は若者の政治離れに目を向けるべきであります。故郷大館を憂う若者はまだまだたくさんおります。若者に政治にふれる機会をもっとふやしていただきたい、市長の21世紀の大館の展望を彼らに直接伝えていただきたい、そういった機会の場を提供していただきたい、そう切に願うのであります。

 市街地活性化事業ではワーキング部会のもと市民の声を積極的に集めておられました。市長には行政主導で若者を対象としたこのような取り組みができないものかという事へのご所見をお伺い致します。

 

以下、市長答弁


 20・30代の方々は大館市、ひいては日本の次代を担う大切な存在であります。

 そうしたことから私としましても、機会あるごとに市政への協力要請はもちろん、大館市の現状や将来像、国や地方の状況など、身近な問題を投げかけながら、積極的に行政への関心、意識の高揚を図ってまいりたいと考えております。