
(バック・ナンバー書庫を飾るのはコイツしかいない、掲載許可に深謝)
17年3月発行 第3号原稿
@蒼空のような議員でありたい・・
拝啓、やわらかな陽射しが眩しい初春の候、お元気に過ごされておりますでしょうか?右も左もわからぬまま32歳で地方政界に飛び込んで早6年、こうして議員活動に日々汗を流せるのも皆様のおかげでございます。紙面をかりて衷心より御礼申し上げます。
当市は6月に1市2町の合併を目前に控えており、議会、市当局ともその準備に日々追われております。この合併に対する考え方はそれこそ十人十色でありまして、例えば大館市の人が「各町に残った借金はこれから大館が払うのだから、駆け込み公共事業は自粛して基金くらいそのまま残して欲しい」と言えば、編入される町の人は「自分達の貯金は自分達のエリアの為に有効に使いたい」といった具合であります。二つになる市立病院、合併により著しく変遷する財政状況(国民健康保険や介護保険などの特別会計も総じて激変すると思っています)等々課題は数え上げたらきりがありません。8万人以上にもなる大館市民から「合併なんてしなければ良かった」なる意見があちこちから出てきたりしないよう、私達行政に携わる者の大きな責任は合併が正式に決まったここから始まると言っても決して過言ではないと考えています。特に19年の改選に至るまで膨れ上がる議会費などには市民の多くが批判的である事も十分承知しております(私は在任特例には一貫して反対の立場で議論に臨みましたが、例えば花巻市のように在任期間は1年のみと定めるべきではなかったかと今更ながらに思います・・汗)。奇麗事だけを押し並べて合併最高論を強調するつもりは私にはありませんが、みんなが一つにまとまって新しい市を創生する気持ちを抱ければ、課題や難局も必ず乗り切っていけると思いますが、多くの人が以前の行政区にこだわりすぎて、特例債や予算の取り合いなどに執着するような醜態は厳に慎むべきと考えます。
今回、初めての試みとして政務調査費を充当して新聞折込という形で議会レポートを配布させていただきました。こうした市政報告ビラや後援会報等に毎回必ず書き続けている事は、初めて出馬してから街頭で声を枯らして仲間達と叫び続けてきた『常に是々非々で政策討論に臨みたい』であります。政党や会派から一切の拘束を受けずに・・自由闊達に・・若者らしく風のように議論を展開していきたい、この自身の政治スタイルだけは大切にしていきたいと強く感じているところであります。「政治なんてそんなもんだろ」、「誰がやったって変われるもんかよ」・・そんな政治不信や漂う絶望感は他でもない私を含む政治家達自身が生み出した功罪であり、国や地方を問わず現在政治に携わっている者達全員にその責任が介在します。しかしながら、たくさんの地方議会の片隅から勇気と情熱をもって変革の風を巻き起こせれば、いつか大きなアクションとなってこの国の政治風土は変わっていけると強く信じております。
三国志で有名ですが、漢王朝の再興を目指して戦うも志半ばで没した、稀代の英雄である諸葛亮孔明が最後の戦場にて、どこまでも広がる、ぬけるような秋の青空を見上げ『かの蒼空、極めは何処にあらんや』と言ったそうですが、これは私の座右の銘となっています。空から見下ろせば人生は夢のようにはかなく、私の議員活動などごくちっぽけなものでしょうが、『何者にも屈せず、決して迎合せず、何色にも染まらず、一直線に蒼空の向こうまで駆け抜けていけるような政治家』を目指してこれからも精進したいと思います。
A厚生委員の雑感Ver.2005
私は6年間の短い議員生活の内、4年を厚生委員会で過ごしました。ここは福祉や医療、生活や環境等を審議する一見地味な委員会です。私がこの委員会にこだわる最大の理由は(2004年1月号にも書きましたが)、合併同様当市の最重要施策の一つでもある市立病院増改築事業や福祉政策の審議に大きなやりがいを感じているからであります。市立病院は医療事故や医療ミス、一部のスタッフの接遇の悪さなどで数年前から多くの市民の叱責を浴びてきました(つい先般も初歩的な誤りから人命を失うミスがあったばかりです)。現在、全スタッフで接遇向上や医療安全の推進に全力を挙げて取り組んでおり、地域に愛される、信頼される病院づくりの為奮闘しておりますが、残念な事に「市立は怖いよな」なる悪しきイメージの100%全てを払拭するには至っていないのが現状ではないでしょうか。今年から合併とほぼ同時に増改築事業が工事着工となりますが、新しい病院にふさわしい充実した医療サービスを利用者に提供できるよう、議会人の立場でこれを全力でサポートしたいと思っております。
(ごく私風に総括しますと)市立病院は連日激混みの満員御礼、年商70億円オーバーの市内有数の超優良企業であります。ただ、備品の医療機器がめっちゃ高額で維持費もハンパじゃありません(人件費40億強・・でも連日あれだけの激務では妥当かもです)。クレームも数多く「建物直す前に人直せ」みたいなソフト面でお叱りを受けた事∞、掛かり増しが相次ぐ増改築事業費はいつしか110億円突破・・ただ多くの課題がありながらも「病院を新しくして頑張って欲しい」といった意見にまとまって事業がスタートしたのは、「やはり自分達の暮らす郷土の市立病院の老朽化問題を解決して欲しい」、「(ハード、ソフト両面で)質の高い医療サービスを受けたい」なる増改築への要望や、安全な医療の提供、接遇向上への大きな期待があったからに他なりません。議会では当初一部に慎重論もありましたが、与野党を超えて市当局の提示した増改築事業に期待を込め賛意を示しました。今年6月には準備工事がいよいよ始まります。19年夏には高層棟の建設、新館棟の改修も終わり、翌20年には馴染みの現在の本館外来が半年間かけて解体される予定です。
病院以外で議員経験の浅い文系オンリーの私を悶絶させているのは保険課と長寿支援課、この二課の委員会審議資料です。@国民健康保険、A老人保健、B介護保険(17年から2本に細分化)、この3つの特別会計が実に難解であり、(こんな事を言ったらお叱りを受けますが)4年間厚生畑にいて、私はこの特別会計3本をマジ完全に熟知できたのかと自問すれば答えはノーなのです(恥)。国保57億、老保65億、介護42億と計164億円と言えば大館市の16年度一般会計全部の金額である238億の7割近くに相当し、これは行政運営の中で医療・福祉サービスのウェートが如何に大きいを顕著に示しているものであります(注:一般会計と特別会計は別ですので238億の中の7割がこの3つという事ではありません)。介護保険に関しては18年度から市民税納付者に関しては負担が増えるといった市当局の説明もあり、共○党さんが良く言っている文句をパクれば、間違っても「保険あって介護なし」にならないよう、私も更に研鑽して精度ある議論を展開できるようにならなければいけないと今一度襟を正しているところであります(自爆?)。
B改修?解体?旧竹村跡地の考察 3月編
昨年の9月議会ですのでもう随分経ちますが、私は一般質問にて中心市街地にある大町、中町、新町、向町の4つの市営住宅の建てかえ計画を取り上げました。老朽化の著しいこれらの4団地の中にはもう数年前から無人化のままになっているものもあります。最近の全国の傾向を見ますと、公営住宅の建てかえの際、その公営住宅が街づくりの観点からプラスになるかどうかといった事が補助対象の可否を左右するような流れがあり、当市の4団地建てかえ計画も決して例外ではありません。県では昨年5月の時点で当市に対して「民間が建て市が借り受ける建設手法」を提案しており、私はこの建設手法に加えて、能代市にある市営住宅『能代ふれあいプラザ サンピノ』のような福祉施設を併設した内容での建てかえを市長に対して提案致しました。一般質問のテーマ、新しい大きな仕事の一つとして、「本事業の建設候補地の一つとして旧正札竹村跡地を選んで欲しい」と取り上げるまでには正直迷いがありました。それは自分が当該地区に会社をもつ当事者の一人である事、それが自身が武士道と定めた「利益誘導行為の徹底拒絶」、「票に結びつかない結果を招こうが地域エゴでの政治活動は断じて行わない」に反していないかと思ったからです。スカイパーキングや電柱の埋設等々広範な市民の理解を得られていない数々の同地区への資本投下が脳裏をよぎりました。しかしながら、「どんなに資本主義経済での淘汰の妥当性を勘案しても、当市から中心市街地が消滅する事を歓迎する人など果たしているのか?」といった見地から、私は当該地区商業者ではなく、あくまでも公正な議会人として全力で取り組むべきと判断、批判を恐れず市当局に積極的に提案していく事に致しました。
今年になって、多くの同僚議員の方々の尽力があり、当該地域関連議員のみならず、当市議会所属議員全員により『中心市街地活性化を考える議員の会』が市議会議長を座長として結成されました。これは旧竹村跡地の利活用問題や4団地建てかえ計画が、決して一部の地元の為だけの事業ではないという合意が議会に形成された証だと私は認識しております。仮に市街地の議員だけがこの計画を叫んでも「また大町かよ」の批判は避けられず、多くの市民の賛同や応援は得られないと私は思っています。市長や当局が提示している改修による利活用がいいのか?また、解体して住宅等を建設する方策がいいのか?本格的な議論は耐震診断や双方の事業費用対比など詳細な資料が出揃うこれからが本番です。
私は改修による費用が数億円にも達するようであるなら、解体して民間資金を活用して福祉型住宅を建設する方策を引き続き訴えたいと考えています。仮に民間資金活用での市営住宅建設の場合、解体費用が3億円と試算しても当市の負担は1億円、住宅建設に関わる起債はゼロ、増改築により新しくなる病院に近く福祉施設が併設された住宅は、医療・福祉の両面から将来の安心を約束できるからです。今は看護や介護を必要としていない人達にも支持されるでありましょうし、商店街は無料配送などのサービスで貢献できます。公営住宅部分については市が一定期間(20年、プラス継続契約可能)責任をもって借り受けるので(万一空き部屋が出ても保障、3LDKで8万の家賃設定をした場合、公営住宅の関連上入居者は3万くらいで差額は市が業者に支払います、等々)、長期の安定収入を考えて参入を希望する事業者は必ずいます・・というか問い合わせが私にまで来ているくらいですから、潜在的に関心を持つ事業者はかなりの数であろうと推察しております。
C市民相談を解決するのが地方議員の本懐!!
(こちらのコーナーも毎回恒例ですが)真っ白なキャンバスに「これをやろうよ」みたいな絵を描いて政策を創出するのが議員の仕事だとばかり思っていましたが、どちらかと言えばそれは首長の仕事なのです(涙)。しかし市民の皆様から様々な要望や苦情の声を集め、それを迅速に解決するのも地方議員の大事な仕事であります。恥ずかしい事に初当選した頃は半年ほど全くアテにされず相談件数はゼロという不名誉な思い出をつくった事もありました。それ以後本当に多種多様な相談を受け、それらを解決した時に皆様に言われるたくさんの「ありがとう」 が私を日々育ててくれております。私には無いところから何故か予算を引っ張ってくる力や、ましてや道路を通したり橋を架け直したりする力は到底ありませんが、熱意をもって当局に接する事はできます。どこの地域のどんなご相談でも当市行政に関わる事であれば、お電話一本、FAX1枚で速攻でお伺い致します。選挙期間中以外の普段の後援会事務所の所在地は・・市内柄沢字山王台16−2(明石宅内)、相談専用電話は42−6551(FAX兼用)です。不在が多い為、FAXにご連絡先を書いて下されば幸いです。また、下記ホームページにてEメールでも結構です。他にも市庁舎には議員応接室が2つもありますが、もっぱら私どもの喫煙所と化しておりお世辞にも有効活用されておりません(陳謝?)。こちらも是非活用して下さる様お願い致します。
Dホームページのご案内
今回取り上げました16年9月議会での一般質問をはじめ、今までに登壇した全ての一般質問原稿の全文を読んでいただく事ができます。また、政務調査費の使途全てについても閲覧する事ができます。容量が30メガを超える、政治家後援会のホームページとしては巨大なものですが、真面目に読みたい方、爆笑(失笑?)しながら読みたい方、どちらも訪問して良かったと思っていただけます様、若干極端なレイアウトになっております(汗)。
選挙のドキュメントから、市政の場での数々の張り詰めた審議や舞台裏、同僚議員や他県若手議員との対決型討論など真面目コーナーは作家よろしく根性で執筆しております。しかし、爆笑コーナー?は脱線超特急みたいなカンジで、今尚笑い飛ばせぬ玉砕大失恋等々まで容赦なく赤裸々に書かれております(フツーここまで書きません、絶対)。
似合わない背広を脱げば、どこにでもいる38歳0.1tの独身男と楽しい(怪しい?)仲間達の姿を紹介しております。是非一度ご訪問いただけましたらと思います。
明石ひろやすプロフィール:1966年8月26日生まれ 38歳 独身 O型乙女座 明治学院大学経済学部経済学科中退 市議(2期) (株)あかし取締役専務 (協)日専連おおだて理事兼青年会長 『北秋田ライダーズフェスタ』主宰 『出逢いの交差点』主宰 ほか