(バック・ナンバー書庫を飾るのはコイツしかいない、掲載許可に深謝)

 

15年1月発行 創刊号原稿

 

@ 「明石ひろやすから皆様へ」(地元Ver.)

 拝啓、統一地方選を目前に控え、街中も選挙ムードに包まれて参りました陽春の候、地元地域の皆様方におかれましては、日々ご清祥の事とお慶び申し上げます。平素は私こと明石ひろやすに格段のご高配を賜り誠にありがとうございます。皆様方のおかげをもちまして、議員として初めての今任期を務め上げさせていただく事ができました。32歳の若さで選挙の洗礼を受けました平成11年のあの日、右も左もわからぬ若輩者の私がいただいた皆様からの暖かいご支持ご声援の数々は、生涯忘れる事のできない大切な想い出となりました。紙上を借りまして衷心より御礼申し上げます。

 さて、過日より地元の皆様方各戸をご訪問させていただき、私のこれまでの市議としての活動報告集『明石ひろやす 30代青年議員この3年半の軌跡』を配布させていただきました。こちらには私の行動や発言した事、また考えている事をありのままに書き綴っておりますが、この度、地元要望を中心とした広報紙『明石ひろやす最新活動レポート 地域の皆様とともに 15年4月号』を発行する運びと相成りました。商工団体や町内会などから承る要望や陳情事項は、報道等を通じて広く周知される事が一般的でありますが、個人から要望されるものには周辺には知られないケースが殆どであります。私はこうした多くの個別の相談の中から、例えば生活保護の受給要請やDV、引きこもりなどの相談等プライバシーに関わる案件を除いて、要望者は匿名ながらも地元の皆様にご紹介した方がかえって良いと判断したものをいくつか掲載させていただきました。

 どんな小さなご相談事に思えても、当事者の方にとっては深刻な問題である事も多々あります。私はそうした市民の声が聞こえる、市民の声が届く地方政治家でありたいと強く思います。掲載されたジャンルに限らず、ご遠慮なくご要望を持ち込んでいただきたくお願い申し上げ、本紙発行のご挨拶にかえさせていただきます。

 


 

A「揺れに揺れた3月サヨナラ議会」

 地元の話題の前に、過日閉会した3月議会について触れたいと思います。3月議会と申せば、新年度予算に係る膨大とも言える審議が慣例ですが、加えて当市の本議会には簡単にサヨナラ議会とは呼べない、これからの市民生活に関わる重要な条例案が2件上程されておりました。経営難になった老人福祉センターの受託に関わる条例案(以下議案6号)、介護保険料を大幅に改定する条例案(以下議案8号)の2つです。いずれも厚生常任委員会への付託案件であり、これからの市政運営において福祉行政がいかにウェートを占めているかを象徴するような定例議会となりました。

 議案6号では、公設民営のあり方が真正面から問われたと申しますか、こうした福祉施設が経営に行き詰まった時行政は果たしてどうするのか?・・・当該施設のみならず、当市福祉行政の方向性が根本から問われた、極めて重大な審議案件でありました。四十八滝の社会福祉協議会受託のままでの存続を求めて、当市人口の2割にも及ぶ実に12,000名もの署名が集まりました。こうした多くの利用者や圏域住民の叫びを、議論に十分な時間もかけずに駆逐して条例を改正する先に果たして正義はあるのか?また、引き続き施設を受託する社会福祉事業団は、どんなに経営難でも簡単に切り捨てずに努力する体制を既に組織内に確立しているのか?・・・これらを勘案しながら私は様々な立場の方に接見、多くのご意見を伺って熟慮した結果、この議案6号の採決に際しては席を立ちませんでした。本件は未だ時期尚早、議論を尽くすべきと固く信じて反対致しました。それ故、本件の可決に際しては、当該施設の数年内の存続自体についての憂慮をせざるを得ない心境であります。

 議案8号では、33%というその値上げ幅の大きさもあり、議会はその賛否を巡って大きく二分されました。市当局の当初の介護保険事業計画に見通しの甘さがあった事は明白であり、当局は真摯にそれを認めなくてはなりません。しかしながら、介護保険制度はその制度自体が施行されてまだ数年のものであり、人間に例えるならまだ生まれたての赤子のような制度であります。私は不備の一つ一つを殊更に強調して福祉行政そのものを批判するより、更なる充実を目指すという観点から、制度の運用にあたっては試行錯誤は必要過程との認識もまた重要であると考えました。保険料納付者が著しい高負担を強いられているとの慎重派の方々がご指摘されておられる危惧は、全くもってその通りであると思います。何よりいきなり33%もの負担増を余儀なくされる市民の方々のご心痛を察すれば、その賛否の判断にあたっては誠に心苦しいものがありました。それ故「議案8号の採決に関しては値上げに反対する者こそ福祉に優しい議員である」なる雰囲気の中での審議になりました。しかし市当局では、第2次介護保険事業計画の策定にあたっては、前回の見通しの甘さの反省に立ち、その保険料の試算に関しては再三にわたり協議検討を重ね、「十分な介護サービスの提供に必要な徴収額」として今回の改定額を算出致しました。加えてその金額が妥当か否かの議論より、値上げ幅の33%がひどいひどくないなる議論が先行してしまった事も賛否の判断をより混沌とさせました。仮にこの条例案が否決されれば今後の当市介護支援施策に重篤な支障をきたすのは明白でもあり、見通しの甘さに関しては当局に猛省を促すという叱咤も込め検討した結果、大変心苦しいながらも私は賛成の起立を致しました。この判断が正しかったのか?また負担者の皆様のご心痛への配慮に欠ける非情な采配であったのか?・・正解の見えない霧中の森を彷徨うような「確かさのなさ」・・・自身の選択に100%の確信を感じる事ができなかった・・・それ程辛く至難の採決でありました。

 改選直前のこの2つの条例案に当市議会は揺れに揺れました。

 


 

B「依然厳しさを増す中心市街地」(大町地区Ver.)

 平成13年6月の議会人事の際、私は当市の農林業や商工業、教育などを所管する教育産業常任委員会への配属を強く希望致しました。衰退する中心市街地を憂う気持ちは、地元の皆様はどんな政見や立場の方でも等しく感じているところであり、私自身もまた、当該地区選出議員として微力ながら尽力したいとの思いでこの委員会の門を叩きました。

 しかしながら、14年度の予算執行状況を見ますと、例えば林業であれば「林業地域総合整備事業費」(14年度執行額1億3千900万円あまり)、農業であれば「農業基盤整備事業費」(14年度執行額1億8千100万円あまり)や「農道整備事業費」(14年度執行額2億1千700万円あまり)などに比べて、「商工振興費」は14年度執行額が僅かに1千700万円あまり、加えて骨格予算とはいえ15年度の当初予算額は1千800万円あまりと極めて厳しい予算措置であると言わざるを得ない現状にあります。

 商業振興も重要な当市の地域産業育成の一翼を担っている筈なのですが、私達の暮らす中心市街地へは、「大町地区には既に何億もの資本投下を行ってきている。まだ足りないのか?」や「自助努力の意識が欠落」などの周囲の厳しい意見が相次いでいるのが正直なところです。本紙にて後述するスカイパーキングの赤字問題も含め、当地区は公費投入に際して保守革新を問わず多くの議員、また多くの市民から厳しい指摘を受けている現実を皆様にご報告しなくてはならない事は誠に遺憾であり、同時に公人としては己が非力を感ずるところでもあり、ここで生まれ育った個人としては悲しさに絶えないところでもあります。こうした周囲のご意見はオブラートに包んだような報告ではなく、率直に皆様にお届けしなくてはならない事もまた私の職責でもあるのです。

 こうした現状にあって、ただ嘆いたり或いは互いの意見を非難し合ったりするだけでは何も新しいものは生まれてはきません。こうした厳しい今だからこそ、当地区は皆が結束し、一丸となって難局に臨む事が一番大切であると痛感しております。

 中でも正札竹村の跡地利用の問題は、当地区の存亡に関わる喫緊の重要課題でもあります。街区の総合的な開発プランも浮上しておりますが、莫大な資本投下を余儀なくされる同プランはその実現にはまだまだ時間を要するものと考えられます。まずは老朽化した同ビルの解体が早急に求められていると思いますが、これにも7千万円とも1億円あまりとも試算されている費用が必要です。加えて仮に更地にしたとしても、ここをどう利活用するかについては、当地区住民のみならず、広範な意見集約による市民合意の形成という難関が待ち受けております。「こういう街なら買い物に行きたい」なるお客様でもある圏域住民の声をどこまで取り込んだ跡地利用計画を策定できるかが、当面の私達の至上の命題だと思います。私は公人の立場から皆様を全力でサポートしていく事をお約束申し上げます。

 また、私は今回の3月定例議会において「母子家庭への新しい優遇措置の導入」に関する一般質問を行いました。国が今年4月から施行する本件に係る新しい改正後の法令には、圏域NPO法人が母子家庭の自立促進計画に参画すべきとの指針を前面に打ち出しております。昨年来当地区で活動を始めております男女共同参画推進の側面から、現在運営されているNPO法人のカテゴリーの中で、国の新しい法令とスィングしていけるような新しいアクションが起こせるかの可否につきまして検討を始めているところでもありますので、まだ精査中ではありますが、こちらも併せて皆様にご報告申し上げます。

 


 

C「スカイパーキングのこれから」(大町地区Ver.)

 結論から申し上げます。連綿と続く赤字を補填する為、当市は一般会計から4千万円以上にも及ぶ莫大な公費を毎年『大館市公営駐車場特別会計』に繰り入れし続けております。年間を通じた平均使用台数は十数台、施設整備の為に起債した残高は未だに2億円以上の惨状であります。私は係る事態は全市内から信託を受けている一人の公人として到底容認できる現状ではないという事を申し上げなくてはなりません。

 ドームでのビッグアーティストを招いての自主事業の2800万円にも及ぶ巨額の赤字問題、10数年前のズサンな工事のツケとも言うべき5800万円以上の和解金を支出した工業団地の造成地問題、そしてこの公営駐車場に注ぎ込んで消えていった何億円もの公費。昨年の12月定例議会から今回の3月議会に至るまで、私が所属する教育産業常任委員会は当局による謝罪と公費投入の為の説明の繰り返しに明け暮れてきました。委員会室には保守も革新の括りもなく非難と叱責の声が挙がり続けました。このスカイパーキングについての議論はまさに非難の艦砲射撃でありました。駐車場の設備について近い将来、更なる巨額の修繕費が計上されるであろうとの当局説明の後に続いたのは、「市債の繰り上げ償還による施設閉鎖」に代表される、当地区に住む皆様に対してはあまりにも厳しい意見でありました。私は委員会の席上で「公営駐車場建設時代の当時の商店街理事長は、他でもない私の父明石國昭であります。市民の皆様に大変なご不満をおかけしている事をまずはお詫び申し上げたい」と謝罪致しました。当該地区選出議員として、露と消えた莫大な公費を納税して下さった市民の皆様に対し私はまず謝罪しなくてはならないと断定したのです。そしてこの問題のケジメをつけるのは明石國昭の不肖の息子である私の責務でもあると心から痛感致しました。議員として今この問題の審議の場に臨んでいる事自体に、私は何か運命めいたものすら感じました。

 市長との総括質疑の中で、私の質問に対して市長は「施設を閉鎖しては、地域の皆様にとってはそれこそ何にもならない。まずは運営に関して商店街の皆様と話し合いたい」との見解を示しました。この問題に関しては決して目をそむける事なく、「全ての市民の公益を等しく重んじる一人の一地方政治家」として全力で問題の解決に尽力したいと思っております。この問題に関しては、まずは他でもない当地区皆様の忌憚ないご意見の集約が何より求められておりますので、その時は何卒お知恵を拝借致したいと衷心よりお願い申し上げる次第であります。

 


 

D「事務所へいつでもどうぞ」

 今はどの業界でも大変な時代です。この苦境を真正面から受け入れ、一日も早く往年の賑わい溢れる飲食店街復興の為、皆様と一緒に全力で頑張って参りたいと思います。大町40、「音の店いわしや」様隣りに私の後援会事務所を開設しておりますので、ご近所の皆様方におかれましてはどうぞお気軽にお立ち寄り下さいます様謹んでご案内申し上げます。

 


  

E「夜の街は景気のバロメーター」(国際地区Ver.)

 私が大館に帰って来たのは22歳の夏の頃、今から14年ほど前の事です。当時はバブル経済成長期の中、友人達と週末に酒場に繰り出せばどこも大盛況であった事が今でも思い出されます。

 昨今の中心市街地の衰退もそうですが、飲食店街もこの不景気で深刻な打撃を受けています。要因は様々ですが、市民所得の水準が思うように上がらない事も大きな理由の一つに挙げられます。当市は人口で言えば県下第2の都市ですが、所得水準では県内で8〜10位と低迷しています。また、明日会社があるかわからない、いつ失業するかわからないでは誰も夜の街に出かけてはくれません。飲食店街の復興はまさに圏域の景気浮揚対策にかかっていると言っても過言ではありません。

 最近になって当市の景況は、大規模雇用が期待される企業の進出や、環境産業の起業などにより、わずかずつではありますが緩やかに回復の兆しを見せております。こうした産業振興をさらに加速させていく事が引いては、市街地活性化や飲食店街の活性化につながります。また、飲食店に出かけて下さるお客様でもある、農家の皆様方の安定した収入確保の施策も夜の街の復興に大きな効果をもたらすものであると思います。

 また、飲食店を経営される皆様、勤務されている皆様の声が届く行政の場づくりも大切な事です。私はそうした市民皆様の声が聞こえる、声の届く市政の場づくりの為頑張っていきたいと考えています。

 


 

F「小さな、ささやかなお仕事から」(柄沢地区)

 大館市議会に限らず、市町村議員は庁舎の中では、予算の審議や施策の審議など、自治体の運営に関わる案件を配属された委員会(当市は総務財政、厚生、教育産業、建設水道の4つです)で協議検討する仕事が大きなウェートを占めています。

 しかし、日常生活において議員のもとには、地元や近隣町内の皆様方から実に多種多様なご相談が持ち込まれます。中には「離婚により住居の立ち退きを迫られた。すぐに入居できる住宅を一緒に探して欲しい。」とか、「DV(家庭内暴力)で困っている。何とかして欲しい。」など、紙面にて写真入りでご紹介する訳にはいかない極めて深刻なものもございますが、大抵の場合は「側溝のフタがない、設置できるか?」や、「道路のデコボコがひどい、早急に改修して欲しい」など周辺設備や施設に関わる改修改善のご要望が殆んどであります。

 こうした地元周辺のご要望にはどのようなものがあるのかなどにつきましては、住民皆様の関心のあるところであろうと拝察致します。何よりこうした情報を広く公開する事により、「こちらの改修要望も緊急性があるのではないか?」や、「こちらも調査して欲しい」なる、新しい地元や周辺地域皆様のご要望を集約できる大きな効果が期待できると考えております。また、こうしたご要望の数々に真摯に取り組む事も、地方議員の大きな職責の一つでもあるのです。今回掲載した柄沢地区の各設置改修要望については、当地区選出市議であった福原淳嗣議員から私が引き継いだものもございます。5月以降、私が皆様のお近くで現地調査などを行っているのをお見かけしましたらご遠慮なく声がけをいただき、是非詳しいお話しなどをお伺いできましたら幸甚に存じます。即座に全ての要望事項に予算措置が講じられるという事は、私の力量不足もあり不可能な話ではありますが、一日も早く一つでも解決できます様に精一杯務めて参りたいと思っております。

 ささやかな、でもとても切実な身近なご相談の数々が、議員を育てます。過日議会報告集をお届けに柄沢地区一円を廻った際に、「どんな小さなご相談事でもご遠慮なく申し付けて下さい」と皆様にご挨拶させていただきました。私はこれを「地元地域皆様へのお約束事」として、不退転の決意で、若さと情熱をバネに全力で頑張りたいと思います。

 改選後は再び後援会事務所を柄沢字山王台16−2に戻し(住民票も柄沢に移す事になりました。ご町内の皆様には今後とも倍旧のお付き合いのほど何卒よろしくお願い致します)、皆様のご近所にて暮らしておりますので、5月以降は42−6551、4月末までは42−5369までお気軽にご一報いただきたく重ねてご案内申し上げます。